終了した講習会
風土記の丘教室「弥生時代における「文字使用」の可能性と「板石硯」について ~田和山遺跡など島根県出土資料を中心として~」
2022年7月16日(土) 14:00~16:00
従来、日本列島における「文字使用」の開始は、5世紀頃(古墳時代中期)とされるのが通説でした。しかし、『魏志倭人伝』では中国王朝や「諸韓国」との外交や貿易(「賜遺之物」)において「文書を伝送し」と明記されているように、文書でのやり取りは漢と倭の交渉の開始から行われた可能性があります。
一方で、「文字使用」の可能性の証拠として、これまで「砥石」とされた遺物の一部に、「板石硯」や「研石」の可能性が高いものがあります。今回は、主に漢代の板石硯や研石の使用痕との比較から、弥生時代日本での硯の使用の可能性について解説します。
また、田和山遺跡出土の板石硯の裏面にある「文字」から、当時「簡讀」が列島にも存在した可能性についてもお伝えします。
基本情報
日時 | 2022年7月16日(土) 14:00~16:00 |
会場 | 島根県立八雲立つ風土記の丘 ガイダンス棟 |
講師 | 久住猛雄(福岡市埋蔵文化財センター) |
費用 | 資料代:200円 |
定員・予約 | 定員:50名
電話・FAX・メールで受付。 下記の項目を申し込みの際にお知らせください。 (1)参加者氏名(2)住所(3)電話番号 |
主催・共催等 | 島根県立八雲立つ風土記の丘 |
備考 | 新型コロナウイルス感染拡大防止のため内容を変更する場合があります。 |