島根県立八雲立つ風土記の丘

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講習会CLASSROOM

開催前の講習会

飛鳥寺は6世紀末、まだ日本列島各地で大きな古墳が築造される最中に建てられた日本最古の本格的仏教寺院です。『日本書紀』には百済からの仏舎利や僧などがもたらされたことに始まる造営過程がつぶさに記録されており、奈良国立文化財研究所による発掘調査でもその記載を裏付ける様々な発見がありました。とりわけ木塔址の発掘調査でみつかった塔心礎埋納品は、推古天皇元年(593年)正月におこなわれた舎利埋納や心柱の立柱に伴う儀礼の痕跡を留めた超一級の考古資料です。本講演ではそれらの中でも同時期の古墳副葬品と共通する器物であり、後に神郡の設置された出雲や宗像の古墳からも類例が出土している馬鈴と蛇行状鉄器という馬具に注目してそれらがもつ意味について考えてみたいと思います。


基本情報

日時 2023年11月11日(土)  14:00~16:00
会場 島根県立八雲立つ風土記の丘ガイダンス棟
講師 諫早直人先生(京都府立大学文学部)
費用 200円
定員・予約 申込不要
主催・共催等 島根県立八雲立つ風土記の丘