ガイダンス山代の郷の概要
ガイダンス山代の郷は、山代二子塚古墳のガイダンス施設であるとともに、周辺の遺跡・古墳の見学拠点でもあります。
施設内には山代二子塚古墳の解説ビデオが視聴できる映写室、石棺式石室の実物大模型(向山1号墳)、古墳に関する解説パネルなどが設置されており、見学の予備知識を得ることができます。
またロビーでは民俗資料、郷土作家、風土記植物などを扱った企画展示を年に3~4回開催しています。

- ガイダンス山代の郷外観
山代二子塚古墳・土層見学施設
隣接する山代二子塚古墳は、全長94m(周囲の外堤を含めると150m)になる島根県最大の古墳であり、日本で最初に「前方後方墳」と命名されたことでも知られています。
6世紀中頃に築造されたと考えられ、出雲東部を治めた有力豪族の墓と言われています。また古墳後方部では築造過程で人工的に積まれていった土層の断面を見学できます。
ここは明治40年頃に旧陸軍の射撃場を造るために削られましたが、島根県が見学施設として復元・整備を施しました。
- 展示室
- ロビー展
- 山代二子塚古墳の土層見学施設
茶臼山(神名樋山)
ガイダンス山代の郷にほど近く、『出雲国風土記』に神名樋野(かんなびぬ)と記された山(標高171.5 m)。古代から神の籠もるところとして信仰された山で、西から見るときれいな富士山形をしています。中世には山城としても使われ、曲輪や堀切の跡も見られます。
山頂までは30分で登ることができます(途中で急な坂が一部あります)。山頂では『出雲国風土記』の舞台となった意宇平野を一望できます。登山の際はガイダンス山代の郷からのスタートがおすすめです。